授業科目概要

【医療倫理】宮崎
医療・歯科に関わる医療倫理と医学・歯科医学の研究倫理の重要性,ならびに歯科衛生士の職業倫理に関する規範を説明し,患者の権利,自己決定権あるいはそれに必要な情報提供などの対応法を教授する。インフォームドコンセントの実際に対応できるように,必要な対話能力と態度および考え方を身につける。
【表現の基本】内田
短期大学・大学で学ぶための心構えやノート・テイキングの基本、国語の文法、文の基礎などについて講義する。
【心理学】平澤
心理学における代表的分野についてを解説し、人間の行動やコミュニケーションについて講義する。


学習目標(一般目標)

【医療倫理】


【表現の基本】
敬語や語句、文章表現の基本を知る。
講義ノートとレポートの基本的な型・文体を修得する。
【心理学】
将来の歯科衛生士として、患者様との信頼関係に基づく医療サービスを提供するためのコミュニケーション能力、および歯科医師をはじめ医療・保健・福祉・教育等に携わる多職種連携の中でチーム医療を行う上でのコミュニケーションの基本がわかる。


学習目標(到達目標)

【医療倫理】


【表現の基本】
短大生として能動的に学ぶための素養,社会人・職業人に必須のコミュニケーション能力を身につける。自らの考えを正しく論理的に伝えるための基礎を身につける。
【社会生活】
医療現場で必要となる接遇マナーについて学び、医療従事者としての言動を理解する。
受付業務での日常用語の使い方を理解する。
患者応対の作法、電話応対を理解する。
患者連絡用の文書作成を理解する。
【心理学】
1.「心理学」の基礎を学び、人間の言動が理解できる。
2.医療・介護等の実際場面で、対象者の“こころ“が理解でき、適切な配慮ができる。


成績評価方法

試験または課題 100%
 【医療倫理】1/3+【キャリアデザイン】1/3+【心理学】1/3で判定する。
 注)合計60点に満たない場合には満たない分野の再試験を行う。

【医療倫理】宮崎
 選択問題60%および筆記問題40%で出題。

【表現の基本】内田
 講義期間中に提出をもとめる漢字小テスト、課題(各100点満点)の平均点(評価の40%)、定期試験の点数(評価の50%)、受講態度(私語などがなく真摯に聴講)(評価の10%)による。
1)小テスト(100点満点:講義ごとに出題:計7回)
基本的な熟語の読み書きに関するもの(20問)で、辞書などを見ずに答えるもの。
2)課題(100点満点:随時出題)
  講義のポイント、注意点に関するもの。100点満点。
3)定期試験(100点満点)
  小テストに出題された漢字の読み書き(筆記問題40%)と講義内容(選択および筆記問題60%)。

【心理学】平澤
下記の成績評価基準により、100点満点で60点以上を合格とする。
1) 定期試験 選択問題70%および筆記問題30%で出題。


成績評価基準

【社会生活】(宮崎)
 筆記問題は、重要なキーワードの数・使用方法・読みやすさ・独自の考えなどをプラス評価する。

【表現の基本】(内田)
 1)小テスト(100点満点)
 高校レベルの基礎的・日常的な熟語の「読み書き」の知識を評価。
 2)課題
 主語と述語の関係、接続詞の用法、敬語など文章表現の基礎、「書き言葉」の基礎など授業内容をしっかり聴いて理解しているかどうかを評価。
 3)定期試験
 授業内容をしっかり聴いて理解しているかどうか、基礎的・日常的な熟語の「読み書き」ができるかどうかを評価。

 課題については、締切までに提出がない場合、提出が1日(休日は数えない)遅れるごとにマイナス5点の減点とし、次回の講義までに提出がない場合は0点となる。

2)受講態度(100点満点)
 私語は1回につきマイナス2点、長時間の居眠りなど授業を聴く意欲がないと認められる場合には1回につきマイナス5点の減点となる可能性がある。

【心理学】(平澤)
 定期試験 100%


試験・課題のフィードバック

【医療倫理】宮﨑

【表現の基本】内田
 提出された小テスト、課題については、採点し、必要に応じてコメントを付したものを返却する。
 定期試験については答案用紙を返却し、模範解答を配布する。
【心理学】
定期試験については答案用紙を返却し、模範解答を掲示(あるいは配布)する。


学修成果 (評価の目安)

【社会生活】


【表現の基本】
◎理想的な達成レベル(秀・優レベル)
 日常生活や医療現場で必要なコミュニケーションのための基本的な敬語やマナー、語句や熟語、文章表現を理解し、実践できる。[知識・理解・思考・表現]
◎標準的な達成レベル(良・可レベル)
 日常生活や医療現場で必要なコミュニケーションの基礎(基本的な敬語やマナー、語句や熟語、文の基本)がわかる。[知識・理解]
【心理学】
・心理学の基本的・基礎的な事項が理解できる。(知識・理解)
 指定教科書の各章冒頭に掲げられている「3つ目標」が説明できる。
・臨床におけるコミュニケーションに心理学的知見を応用できる。(思考・判断・表現)
 臨床場面を想定し、適切なコミュニケーションが展開できる。
・心理学に関心を抱き、積極的態度で受講する。(関心・意欲)
  講義内容に関連して、多くのことに”気づき”(反応し)、その意味を深めていく。
  あるいは、疑問を抱き、積極的に訊く姿勢をもつ。


達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
20525
40545
3030
合計9010100


指定教科書

【心理学】
 最新歯科衛生士教本 心理学/医歯薬出版
【表現の基本】
 教科書は特に使用しない。講義中にプリントを配布する。
【社会生活】
 デンタルスタッフのクリニカルマナー〜歯科医院における受付・患者応対と事務〜/医歯薬出版


参考図書等

【心理学】
 新心理学ライブラリ 1「心理学への招待」(サイエンス)
 フレデリックセン他(著), 内田一成(監訳) 「第15版ヒルガードの心理学」 金剛出版

【表現の基本】内田(図書館にあります)
 問題な日本語(大修館書店)、理科系の作文技術(中央公論社)、
 理系のためのレポート・論文完全ナビ(講談社)、
 スラスラ話せる敬語入門(かんき出版)
 明日から使える慣用句(京都書房)、
 会話で覚える四字熟語(京都書房)、
 社会人のためのマナーとルール(主婦の友社)など

【社会生活】
 最新歯科衛生士教本 受付応対・事務/医歯薬出版


留意事項

内田:
大学における勉強の基本となるだけでなく、社会人として生活するための基本となるものであるからしっかり勉強すること。
平澤:
指定教科書は毎回使用しますので、忘れずに持参してください。


オフィスアワー

内田:教員が研究室に在室しているときは(会議や来客などの場合を除いて)可能な限り対応します。