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授業科目概要
歯の喪失に伴う生体の変化と有床義歯による審美性・機能性の回復について理解した上で、全部床義歯と部分床義歯のそれぞれの特性、種類、構造を学び、診療手順と関連づけながら有床義歯の製作手順を学ぶ。
本講義は、当学附属歯科診療所における歯科補綴治療の実務経験(田中)に基づいて行う。
学習目標(一般目標)
有床義歯補綴の理論および治療の流れと技工工程を学習し、その知識を有床義歯技工学実習に関連づけられるようにする。
学習目標(到達目標)
① 歯の欠損した口腔およびその周辺組織の変化を理解する。
② 有床義歯治療の流れと技工工程の関連性を理解する。
③ 個人トレー、咬合床の使用目的およびその製作法がわかる。
④ 義歯の設計の基本がわかる。
⑤ 維持装置、連結装置の製作法がわかる。
⑥ 人工歯排列の方法と咬合様式がわかる。
⑦ 埋没、重合、研磨操作の方法がわかる。
成績評価方法
① 全部床義歯技工学の講義が終了した時に行う中間試験100点満点(45%)
② 部分床義歯技工学の講義が終了した時に行う定期試験100点満点(45%)
③ 課題レポート100点満点(5%)、受講態度100点満点(5%)により総合評価する。
①②③の合計が60%に満たない場合には、定期試験終了後に再試験を行うが、その範囲は全部床義歯技工学および部分床義歯技工学の全範囲とする。
成績評価基準
① 定期試験は国家試験に準じた四肢択一問題と、正誤問題、穴埋め問題、筆記問題からなる。
筆記問題は、重要なキーワードの数、使用方法、読みやすさ、独自の考えを評価する。
② 課題レポートは読みやすさ、独自の考えを評価する。
試験・課題のフィードバック
1)試験
①問題用紙は持ち帰り可能とします。
②自己採点ができるよう模範解答を掲示します。
③可能な限り問題用紙に解答を控えておき、自己採点に努めて下さい。
2)課題(レポート)
・添削後に返却します。
学修成果 (評価の目安)
優、秀:
① 歯の欠損した口腔およびその周辺組織の変化に関心を持ち、生体情報として理解する(関心・意欲、知識・理解)
② 個人トレー、咬合床を使用する治療の流れを理解する(知識・理解)
③ 歯の欠損に応じた義歯の設計がわかる(知識・理解)
④ 歯の欠損に応じた支台装置、連結装置の製作法がわかる(知識・理解)
⑤ 人工歯排列における各種咬合様式がわかる(知識・理解)
⑥ 歯の欠損に応じた埋没、重合、研磨操作の方法がわかる(知識・理解)
良、可:
① 歯の欠損した口腔およびその周辺組織の変化を模型情報として理解する(知識・理解)
② 個人トレー、咬合床の使用目的およびその製作法がわかる(知識・理解)
③ 義歯の設計の基本がわかる(知識・理解)
④ 維持装置、連結装置の製作法がわかる(知識・理解)
⑤ 人工歯排列の方法と咬合様式がわかる(知識・理解)
⑥ 埋没、重合、研磨操作の方法がわかる(知識・理解)
達成度の評価
ディプロマポリシー | 定期試験 | レポート | 課題 | 受講態度 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | |||||
2 | |||||
3 | 90 | 90 | |||
4 | 5 | 5 | 10 | ||
5 | |||||
6 | |||||
合計 | 90 | 5 | 5 | 100 |
指定教科書
最新歯科技工士教本 有床義歯技工学 (医歯薬出版)
参考図書等
最新歯科技工実習(全国歯科技工士教育協議会)
現代のパーシャルデンチャー(クインテッセンス出版)
コンプリートデンチャーテクニック(医歯薬出版)
パーシャルデンチャーテクニック(医歯薬出版)
症例に応じたパーシャルデンチャーの設計マニュアル(学健書院)
留意事項
理解できなかった点は担当教員に質問し、十分理解すること