授業科目概要

疾病の治療や予防に使用される薬の薬理作用や作用機序、薬物動態、適用方法、剤形、保存方法等について基礎的知識を学習する。特に歯科臨床に使用する薬については薬物名や薬理作用と安全性、副作用、使用上の注意など正しい薬の取扱いを学習する。安全な薬物療法、服薬指導に役に立つ講義内容とする。

学習目標(一般目標)

【薬理学】
1.薬の作用や作用機序、薬物動態、適用方法、剤形、保存方法等について基礎的知識を理解する。
2.歯科臨床に使用する薬について薬物名や薬理作用と安全性、副作用、使用上の注意など正しい薬の取扱い方法を理解する。
3.服薬指導に必要な基本的知識を理解できる。
【歯科楽理学】
歯科疾患の回復を促進する薬の種類と作用に関する知識を得る。

学習目標(到達目標)

【薬理学】
1.薬理作用,作用機序,投与方法,薬物動態,薬物の併用と連用,副作用に関連する基本的な用語の意味を説明できる.
2.医薬品の分類,毒薬,劇薬および麻薬,処方箋,剤形,安全管理に関連する基本的な用語の意味を説明できる.
3.中枢神経系作用薬の種類,薬理作用を説明できる.
4.末梢神経系作用薬の局所麻酔薬,止血薬,抗炎症薬,抗感染症薬,消毒薬,抗アレルギー薬の種類,薬理作用,作用機序,代謝,適用方法,副作用について説明できる.
5.歯,口腔内に副作用を現す薬の種類と副作用を説明できる.
6.患者さんから得られた薬理学的な情報の適切な処理手順を説明できる.
7.薬物の正しい使い方と安全性の確保に役立つ基本的知識を習得する.
【歯科薬理学】
1.歯、口腔内に副作用を現す薬の種類と副作用を説明できる。
2.歯・歯髄疾患に使用する薬物を説明できる。
3.歯周疾患に使用する薬物を理解できる。

成績評価方法

定期試験 100%
(薬理学60点+歯科薬理学40点の配分とする)

成績評価基準

定期試験は客観(多肢選択問題等)と記述問題で出題し、上記「学習目標」の理解度を評価する。 
記述問題は講義中に示すキーワードに基づく模範解答を基準として評価する。
薬理学と歯科薬理学で合計60点に満たない場合には、満たない分野の再試験を行う。

試験・課題のフィードバック

試験後の答案用紙返却または模範解答の掲示

学修成果 (評価の目安)

◎理想的な到達レベル(秀・優レベル)
・薬の作用を理解するために必要な基本的用語とその意味を理解できる。
・歯髄疾患の治療法と薬物が選択できる。
◎標準的な到達レベル(良・可レベル)
・薬の正しい使い方と安全確保に必要な基本的知識を説明できる。
・歯・歯髄疾患と歯周疾患に使用すると薬物がわかる。

達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
1010
6060
3030
合計100100

指定教科書

最新歯科衛生士教本 疾病の成り立ち及び回復過程の促進3 薬理学第2版  医歯薬出版株式会社

参考図書等

わかりやすい薬理学 ネーヴェルヒロカワ出版

留意事項

国家試験科目
スマートフォン等による黒板等の撮影は禁止します。