授業科目概要
基本的な歯周組織の構造と機能、歯科補綴装置と生物学的幅径の関係、さらに中等度以上に進行した歯周炎に対する歯周補綴処置、根分岐部病変に対する歯根分割や歯根切除後の補綴修復処置について臨床面・技工面の両方から解説する。
本講義は、歯周病専門医として開業している歯科医院における歯周治療の実務経験(村田)および歯科臨床技工の実務経験(飛田)に基づいて行う。
専攻科口腔保健衛生学専攻と一部共修科目となる。(第1回~第4回)
学習目標(一般目標)
生体に調和した歯科技工物を製作するために歯および歯周組織を理解する。
歯周組織を考慮した歯科補綴装置の形態とその製作方法について理解する。
学習目標(到達目標)
・基本的な歯周組織の構造と機能を説明できる
・歯科補綴装置と生物学的幅径の関係を説明できる
・中等度以上に進行した歯周炎に対する歯周補綴処置を説明できる
・根分岐部病変に対する歯根分割や歯根切除後の補綴修復処置について説明で
きる
成績評価方法
定期試験(100%)
成績評価基準
試験
定期試験の60点以上を合格とし、60点に満たない場合は再試験を行う
試験・課題のフィードバック
試験
・問題用紙は回収しません
・答案用紙は採点後、コピーを返却します
学修成果 (評価の目安)
◎理想的な達成レベル(秀・優レベル)
・中等度以上に進行した歯周炎に対する歯周補綴処置を説明できる【知識・理
解】【態度】
・根分岐部病変に対する歯根分割や歯根切除後の補綴修復処置について説明で
きる。【知識・理解】【態度】
◎標準的な達成レベル(良・可レベル)
・基本的な歯周組織の構造と機能を説明できる。【知識・理解】【態度】
・歯科補綴装置と生物学的幅径の関係を説明できる。【知識・理解】【態度】
達成度の評価
ディプロマポリシー | 定期試験 | レポート | 課題 | 受講態度 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 30 | 30 | |||
2 | 40 | 40 | |||
3 | 30 | 30 | |||
合計 | 100 | 100 |
指定教科書
講義プリントを参照のこと
参考図書等
最新歯科衛生士教本 歯周疾患 (医歯薬出版)
臨床歯周病学 (医歯薬出版)
留意事項
本専攻科の特色ある科目のひとつである。歯科技工士が知っておかなければならない歯周組織の学びであるので積極的に授業に参加することを希望します。
- 教師: 飛田 滋