授業科目概要

インプラント補綴システムについて、種々の上部構造に対応するためのアバットメントの選択、作業模型製作時の注意点を解説し、実習で工程ごとの注意点を教示する

本学附属歯科診療所等における臨床技工の実務経験を通して,実践的なデンタルインプラント技工について実習する。


学習目標(一般目標)

・インプラント上部構造について理解する
・上部構造種類に合ったパーツを選択する
・パーツの使用目的と使用法および材料特性を理解する
・歯科理工学・歯科冶金学等の基本を理解する


学習目標(到達目標)

・インプラントのシステムを説明できる
・インプラントパーツの選択と上部構造の設計ができる


成績評価方法

【成績評価方法】
 ①課題製作装置:70%
 ②レポート:20%
  ・実習内容についてのまとめ方を評価する。
 ③小テスト:10%
  ・飛田担当分(生体技工のみ)


成績評価基準

【評価基準】
 ①課題製作装置
  ・理解度
   A(10点):製作工程において術式をよく理解し独力で製作できた
   B(10点):術式を理解できず独力で製作できなかった
  ・完成度
   A(40点):適正な作業(ガム)模型、アバットメントの調整、上部構造体の
         適合、歯冠材料の築盛、形態修正、研磨が良好である
   B(35点):Aの基準項目で2項目が不良である
   C(30点):Aの基準項目で3項目が不良である
   D(25点):Aの基準項目で4項目以上が不良である
  ・スピード
   A(10点):提出期限内に提出できた
   B(0点):提出期限内に提出できなかった
・積極性
   A(10点):不明な点は自分で調べて取り組む
   B(0点):自分で調べようとしない
 ②レポート
  ・まとめ方
   A(30点):理論、術式、図、考察がまとまられている
   B(20点):理論、術式、図がまとめられている
   C(10点):術式、図がまとめられている
   D(5点) :術式がまとめられている


試験・課題のフィードバック

製作物
 ・添削後返却します


学修成果 (評価の目安)

秀、優:①アバットメントの調整ができる
    ②上部構造が製作できる【技能】【思考・判断・表現】
    ③エマージェンスプロファイルがわかる【知識・理解】【態度】

良、可:①インプラントの治療手順がわかる【知識・理解】【態度】
    ②オッセオインテグレーションがわかる【知識・理解】
    ③上部構造の構造と種類がわかる【知識・理解】
    ④上部構造の製作法がわかる【知識・理解】


達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
204060
301040
合計207010100


指定教科書

ストローマン・マニュアル(Straumann Japan)


参考図書等

エッセンシャル口腔インプラント学(医歯薬出版)
インプラントの技工 Basic Technology & Technique (医歯薬出版)
口腔インプラント治療指針2020版(日本口腔インプラント学会HP)


留意事項

・インプラント専用器具、材料等の紛失、取り扱いに十分注意する
・鋳造までのプロセスについて教授する
・教材は演習用模型セット(Straumann Japan)を使用する