授業科目概要

口腔解剖学実習Ⅰで学んだ個々の歯の形態および特徴を基に、歯肉との調和に結びつけて歯冠形態の表現力を養う。

学習目標(一般目標)

歯の特徴を理解し、さらに歯肉の健康維持を踏まえ、隣在歯との接触関係および歯冠と歯根の連続性などの知識と表現できる技術を身につけるようにする。


学習目標(到達目標)

・歯の特徴を理解し、表現できる。
・咬合面の副隆線や小窩裂溝などの微細かつ複雑な形態が表現できる。
・歯冠と歯根の凹凸の連続性をもって表現できる。
・咬頭の面積、近遠心径と頬舌径のバランスがとれる。
・歯冠と歯根のバランスがとれる。
・一定時間内に彫刻することができる。
・彫刻表面を滑沢に表現できる。


成績評価方法

・実技試験(100%)で評価する。


【評価方法】
実技試験の評価が60点以上を合格とする。
ただし、60点に満たなかった課題は、
再試験を行う。


成績評価基準

評価:可(60~69点)
 ・隅角徴、彎曲徴が表現できる。
評価:良(70~79点)
 ・隅角徴、彎曲徴が表現されている。
 ・唇頬舌径と近遠心径のバランスが取れた。
 ・歯軸方向が適切に表現できた。
評価:優(80~89点)
 ・隅角徴、彎曲徴が表現されている。
 ・唇頬舌径と近遠心径のバランスが取れた。
 ・歯軸方向が適切に表現できた。
 ・咬頭の面積のバランスが取れた。
 ・45分以内に彫刻できた。
評価:秀(90~100点)
 ・隅角徴、彎曲徴が表現されている。
 ・唇頬舌径と近遠心径のバランスが取れた。
 ・歯軸方向が適切に表現できた。
 ・咬頭の面積のバランスが取れた。
 ・45分以内に彫刻できた。
 ・彫刻面を滑沢にできた。
 

試験・課題のフィードバック

・自己評価表に教員評価を記載して返却します。
・製作物は、返却します。


学修成果 (評価の目安)

◎理想的な達成レベル(秀・優レベル)
評価:秀
 ・隅角徴、彎曲徴が表現された。
                   
 ・唇頬舌径と近遠心径のバランスが取れた。 
                   
 ・歯冠部の歯軸方向が適切に表現できた。 
                   
 ・咬頭の面積のバランスが取れた。
                   
 ・45分以内に彫刻できた。   
                   
 ・彫刻面が滑沢にできた。   
                   
評価:優
 ・隅角徴、彎曲徴が表現された。
                   
 ・唇頬舌径と近遠心径のバランスが取れた。
                   
 ・歯軸方向が適切に表現できた。
                   
 ・歯冠部の咬頭の面積のバランスが取れた。
                   

◎標準的な達成レベル(良・可レベル)
評価:良
 ・隅角徴、彎曲徴が表現された。
                   
 ・唇頬舌径と近遠心径のバランスが取れた。
                   
 ・歯冠部の歯軸方向が適切に表現できた。
                   
評価:可
 ・隅角徴、彎曲徴が表現できた。


                   

達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
100100
合計100100


指定教科書

・配布資料
・最新歯科技工士教本「口腔・顎顔面解剖学」


参考図書等

・歯の解剖学(金原出版)
・tooth carving manual(東邦歯科技工専門学校教育研究会)
・最新歯型彫刻-理論と実際-(医歯薬出版)
・歯牙解剖 歯型彫刻(クインテッセンス出版)
・資料(貸出):歯牙模型(ニッシン)


留意事項

・あらかじめ教科書を読んで授業に臨むこと。
・講義後は復習をし、疑問点を整理すること。