授業科目概要

歯の形態、歯周組織、歯列弓、および頭蓋の骨、口腔周囲の筋、顎関節、口腔に関する解剖学的知識を習得する。特に歯の形態については歯種ごとの立体的な特徴を学習し把握する。

本講義は、本校附属歯科診療所における歯科治療の実務経験(田中、宮﨑、小菅)および歯科臨床技工の実務経験(飛田、五十嵐、井上)に基づいて行う。


学習目標(一般目標)

歯科技工の基礎として必要な人体諸器、口腔諸器の肉眼的形態と構造ならびに位置関係、諸器官の機能について形態学的に理解する。


学習目標(到達目標)

歯の用語・記号・歯式が説明できる。
各歯の形態、構造上の特徴と歯の形成、機構について説明できる。
各歯の解剖学的名称および特徴、形態学的特徴や歯列弓・咬合状態について説明できる。
歯と歯周組織について説明できる。
齲蝕と歯周病の発生機序について説明できる
上顎骨、口蓋骨、下顎骨の形態と構造を説明できる。
深頭筋、浅頭筋の名称を覚え、部位と機能をを説明できる。
顎関節、唾液腺、舌の解剖学的構造と位置関係、機能を説明できる。
歯の発生を時系列で説明できる。


成績評価方法

第1回から7回の講義終了後に中間試験を行い、第8回から15回終了後に定期試験を行う。
配点は、中間試験45点、定期試験45点、授業態度10点で100点とし、60点以上を合格とする。
試験の形式は、四肢択一問題と穴埋め問題、正誤問題とする。

なお、中間試験に対する再試験は行わない。
再試験を行う場合は、定期試験終了後に全範囲を対象とした再試験を行う。


成績評価基準

試験については、採点された点数で評価する。
態度については、私語、居眠り、無断遅刻、無断欠席などに対して減点する。


試験・課題のフィードバック

1)試験
 ①問題用紙は持ち帰り可能とします。
 ②自己採点ができるよう模範解答を掲示します。  
 ③可能な限り問題用紙に解答を控えておき、自己採点に努めて下さい。


学修成果 (評価の目安)

◎標準的な達成レベル(良・可)
 ① 歯と口腔解剖の用語の意味を理解している
 ② 歯と口腔解剖の用語の意味を簡潔に説明できる

◎理想的な達成レベル(秀・優)
 生体の口腔顎顔面形態と機能を臨床と関連づけて理解することができる


達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
9010100
合計9010100


指定教科書

教科書 口腔・顎顔面解剖学(医歯薬出版)


参考図書等

・要点チェック 歯科技工士国家試験対策 ②歯の解剖学(医歯薬出版)


留意事項

・本科目は歯科技工士国家試験科目のひとつである。