授業科目概要
歯科技工におけるCAD/CAMシステムの技術構造の理解、ソフトウェアとハードウェアについての理解、専用材料についての理解、システムの応用や現状について講義する。
また、置型および口腔内スキャナー,CADアプリケーション,加工機,3Dプリンター等,最新のデジタル加工技術をそれぞれ体験し,デジタルワークフローのメリット,デメリットを考察する。
学習目標(一般目標)
CAD/CAMシステムの構造を理解する
ソフトウェアとハードウェアについて理解する
CAD/CAMの材料とその特性について理解する
システムの応用や歯科用CAD/CAMの運用について理解する
基本オペレーションを体験する
学習目標(到達目標)
1. デジタル加工技術を構成するシステムを説明できる。
2. CAD(コンピュータ支援設計)を構成するソフトウェアの基本技術を説明できる。
3. CAM(コンピュータ支援製造)技術について説明できる。
4. 3次元スキャナーの特徴について説明できる。
5. 3次元加工機および3Dプリンターの特徴について説明できる。
6. CADCAM用歯科材料の特徴について説明できる。
7. CAD/CAMシステムの応用技術について説明できる。
8. デジタルワークフローの現状(利点欠点)について説明できる。
成績評価方法
定期試験による成績評価(80%)。
実習課題の提出(デジタル設計データ等)(20%)
成績評価基準
定期試験(80点)
テスト60%以上を合格とし、60未満の者は再試験を1回のみ行う。
CADを想定した作図問題、CAD/CAMの知識からの穴埋め問題、
CAD/CAM利用に関する記述問題を出題する。
記述問題では、必要なキーワードの有無、考察の内容で評価を行う。
なお、試験後、模範解答を提示する。
実習課題の提出(20点)
概ね丁寧に完成している(100%)
まあまあ完成(80%)
まあまあ形になった・やりなおしで完成(60%)
形にならなかった.やりなおさなかった(30%)
未提出.取り組まなかった(0%)
試験・課題のフィードバック
・試験問題は回収しません
・答案用紙は採点の後、コピーを返却します。
・再試験者は、試験問題を用いて正答を調べておくこと
学修成果 (評価の目安)
◎理想的な達成レベル
①CAD/CAMシステムの現状を理解し、応用を考えることができる
②臨床応用を想定した思考をすることができる
○標準的な達成レベル
①CAD/CAMシステムについて説明できる
②CAD/CAMの利点・欠点を説明できる
③機器の方式を挙げることができる
達成度の評価
ディプロマポリシー | 定期試験 | レポート | 課題 | 受講態度 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | |||||
2 | |||||
3 | 50 | 50 | |||
4 | 50 | 50 | |||
5 | |||||
6 | |||||
合計 | 100 | 100 |
指定教科書
必要に応じてプリント配布
参考図書等
参考書 コンピュータ概説(共立出版)
参考書 CAD/CAMシステム(理工学社)
参考書 歯科用CAD/CAMハンドブック(山本貴金属地金株式会社)
留意事項
・配付資料はファイリングすること