授業科目概要

社会保障制度における医療保険の仕組みを学び、歯科治療における保険請求事務知識を修得する。


学習目標(一般目標)

医療保険の仕組みを学び、歯科衛生士として必要な保険請求事務の知識と技術を身につける。


学習目標(到達目標)

【社会保険の仕組み】
1.社会保障における医療保険制度を学ぶ。
2.医療保険制度における保険種別を理解する。
3.診療報酬請求事務の流れを理解する。

【保険医療の実務】
1.カルテの略記号を学ぶ。
2.カルテとレセプトの略記号の違いを学ぶ。
3.歯科診療報酬の請求:診療報酬明細書の一般的注意事項を学ぶ。
4.歯科診療報酬の請求:「保険者番号」「氏名」などの記載ルールを理解できる。
5.歯科診療報酬の請求:「傷病名部位」の記載ルールを理解できる。
6.歯科診療報酬の請求:「初再診」以下欄の記載ルールを理解できる。
7.歯科診療報酬の請求:診療報酬請求書の記載ルールを理解できる。
8.訪問診療における医療保険と介護保険の違いを学ぶ。


成績評価方法

以下のものにより総合評価する。
定期試験100%


成績評価基準

1.定期試験(100%)
講義内容の範囲より、選択問題・筆記問題とする。
なお、筆記問題は重要なキーワードを使い、論理的に簡潔にまとめているかをみる。

60点以上を合格とし、60点に満たない場合は、再試験を実施する。


試験・課題のフィードバック

筆記試験
 問題用紙は回収しない
 解答は教室に掲示する


学修成果 (評価の目安)

◎理想的な到達レベル(秀・優レベル)
 一般の歯科診療の診療録に応じた、保険点数が算定出来る
◎標準的な到達レベル(良・可レベル)
 筆記試験に合格する


達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
6060
4040
合計100100


指定教科書

歯科保険請求マニュアルー歯の知識と請求の実務ー(医歯薬出版)


参考図書等

歯科衛生士のための衛生行政・社会福祉・社会保険(医歯薬出版)


留意事項

歯科保健請求事務は、臨床の場では重要な業務です。歯科臨床実習で学んだ内容を生かして学習します。