授業科目概要

医療環境における,医療従事者と患者の行動的・言動的な観察を行い,特に,病気に直面したときの人間の行動や感情面を含めた反応に注目し,患者の行動変容を促していけるような医療従事者としてのサポートについて学ぶ.また,保健医療専門職としての多職種連携に必要なコミュニケーションスキルを身につける.


学習目標(一般目標)

疾病に罹患したときの患者の心理的・行動的な把握ができる。
行動変容を促すテクニックが理解できる。
医院環境の中で、スタッフ間のコーチングテクニックを身につける。
チーム医療において他職種の中でのファシリテーションテクニックを身につける。


学習目標(到達目標)

① 歯科保健医療行動科学の基本を理解できる
② ストレスとは何か、ストレスマネジメントを含めて理解できる
③ 患者の心理の変化を理解できる
④ 良好な患者ー歯科衛生士関係を築くにはどうしたら良いかを考える
  ことができる
⑤ 患者の健康と病気の治療に対する保健行動を促す方策を考える
  ことができる
⑥ 院内でのチーム歯科医療のスタッフとの協調のための方策を考える
  ことができる


成績評価方法

課題レポート       100%


成績評価基準

テーマにあった内容のレポートになっているか
与えられたテーマに対して説得力のあるレポートが書けているか

期日までに提出がない場合は1日遅れることに1点減点とする。

60点に満たないものについては課題が再提出となる場合がある。


試験・課題のフィードバック

課題提出後、フィードバックを行う。


学修成果 (評価の目安)

・医療行動科学の基本的知識を説明できる【標準的な到達レベル】
・基本的知識をもとに自身の意見を述べることができる【標準的な到達レベル】
・周囲の状況を判断し自身の意見を適切に述べることができる【理想的な到達レベル】
・対象者にあわせた行動変容のアプローチができる【理想的な到達レベル】


達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
1010
4040
5050
合計100100


指定教科書

なし


参考図書等

配布資料
講義と演習で学ぶ保健医療行動科学(日本保健医療行動科学会 編)


留意事項

積極的な発言と適切なコミュニケーションをとってください