授業科目概要
明倫短期大学附属歯科診療所において、歯科補綴治療、歯科保存治療、歯科ホワイトニング治療に関連する診療補助業務を行うことにより、審美歯科領域の歯科衛生士としての業務内容の理解を深める。
本講義は、当学附属歯科診療所における歯科治療の実務経験に基づいて行う(田中、木暮
)。
学習目標(一般目標)
歯科衛生士として歯科補綴治療、歯科保存治療、歯科ホワイトニング治療に関連する診療補助を主体的に実践していくための専門的知識と技術を修得する。
学習目標(到達目標)
1.審美歯科治療における診療補助ができる。
2.歯科ホワイトニング治療のカウンセリングとメインテナンスができる。
3.歯科ホワイトニング治療に必要な臨床データを採取できる。
4.歯科用測色計による歯の測色ができる。
5.歯科用デジタルカメラを使った口腔内撮影ができる。
6.口腔内スキャナーによる光学印象採得ができる。
7.審美性を求めた補綴物について説明できる。
成績評価方法
以下の実習先の評価の平均点で評価する。
・明倫短期大学附属歯科診療所 100点
・個人歯科診療所 100点
60点未満となった場合は不合格となる。
成績評価基準
実習点の配点は以下の割合で判定をする
・実習到達度1/3+実習意欲1/3+基本的態度1/3で判定する。
上記において60点を合格とする。
なお、以下の場合には補習等を課すことがある。
・出席日数(実習日の4/5以上の出席)が足りない
・それぞれの実習施設で合格点に満たなかったもの
試験・課題のフィードバック
実習記録に基づいて、担当の歯科医師・歯科衛生士よりフィードバックとアドバイスを行う。
学修成果 (評価の目安)
◎理想的な達成レベル(秀・優)
・患者とのコミュニケーションを通して、安心感を与え、十分な情報収集ができる。
・チーム医療の中で協働と歯科衛生士としての発言ができる。
・診療の1歩先を予想して準備や歯科診療補助ができる
・臨機応変な歯科衛生士としての介入ができる
◎標準的な達成レベル(良・可)
・基本的な診療と歯科診療補助と手順を習得している
・患者とのコミュニケーションがとれる
達成度の評価
ディプロマポリシー | 定期試験 | レポート | 課題 | 受講態度 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 20 | 20 | |||
2 | 30 | 10 | 40 | ||
3 | 30 | 10 | 40 | ||
4 | |||||
5 | |||||
6 | |||||
合計 | 60 | 40 | 100 |
指定教科書
・歯科衛生士ベーシックスタンダード「ホワイトニング」:金子 潤、北原信也、宮崎真至編著(医歯薬出版)
・歯科補綴学(医歯薬出版)
・保存修復学・歯内療法学(医歯薬出版)
参考図書等
・歯科衛生士のためのホワイトニング:加藤久子、近藤隆一(医歯薬出版)
留意事項
歯科医療現場であることを十分に意識し、事故のないように細心の注意をはらい実習すること。また、歯科衛生士であることの自覚を持って実習に臨むこと。