授業科目概要

適切な歯科補綴装置が高齢者および障害者の咀嚼、嚥下、構音機能低下を予
防、回復、維持する実際を学ぶ

本講義は、本学附属歯科診療所における歯科治療、歯科技工士業務および歯科衛生士業務の実務経験に基づいて行う。(田中・飛田・江川)


学習目標(一般目標)

・高齢者および障害者の口腔および全身状態を理解する
・訪問歯科診療に同行し、要介護者の口腔リハビリテーションにおける歯科技工士の役割を理解する


学習目標(到達目標)

・高齢者および障害者の口腔および全身状態を説明できる
・高齢者および障害者の咀嚼、嚥下、構音機能低下を予防、回復、維持する実際を説明できる
・咀嚼、嚥下、構音機能を回復する歯科補綴装置を説明できる
・要介護者の口腔リハビリテーションにおける歯科技工士の役割を説明できる


成績評価方法

①症例発表(60%)
 パワーポイント用いて自分の担当もしくは見学した症例について発表する。発表内容が視覚素材を用いるなどわかりやすいように工夫されているか、論理的に簡潔にまとめているかを評価する。
②訪問歯科診療の見学態度(40%)
 積極性、診療補助の態度、診療内容の理解度等を総合的に評価する。


成績評価基準

1)プレゼンテーション60%
①内容
・テーマに即した内容であったか
・調査が十分行われていたか
・資料の分析は十分なされていたか
②表現
・適切な言葉遣いができたか
・大きな声でわかりやすく表現していたか
・視覚的に資料をわかりやすく表現していたか
・発表の時間配分が適切であったか

2)見学実習時の態度、積極性40%
成績評価方法により1)+2)=60%以上を合格とする。なお、合格に満たない場合はレポートを課すか口頭試問を行う。


試験・課題のフィードバック

症例発表後、ディスカッションを通して個々にフィードバックを行う。


学修成果 (評価の目安)

◎理想的な達成レベル(秀・優レベル)
①高齢者および障害者の咀嚼、嚥下、構音機能低下を予防、回復、維持する実際を説明できる
②要介護者の口腔リハビリテーションにおける歯科技工士の役割を説明できる
◎標準的な達成レベル(良・可レベル)
①高齢者および障害者の口腔および全身状態を説明できる
②咀嚼、嚥下、構音機能を回復する歯科補綴装置を説明できる


達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
252550
252550
合計5050100


参考図書等

摂食・嚥下リハビリテーション第2版(医歯薬出版)才藤栄一他
脳卒中の摂食・嚥下障害第2版(医歯薬出版)藤島一郎
嚥下障害ビデオシリーズ(医歯薬出版)藤島一郎他
はじめて学ぶ歯科衛生士のための歯科介護第3版(医歯薬出版)新井俊二他