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授業科目概要
生体に調和した咬合の再構成に必要な概念を理解し、生体の機能を重視したオクルージョン理論のもとで具体的なワックスアップ方法について習得する。
附属歯科診療所等における臨床技工(飛田)の実務経験を通して,実践的で機能的なワックスアップ法について実習する。
学習目標(一般目標)
・機能咬合の持つべき条件について理解する。
・顎関節についての基礎知識と構造を把握し、理解する。
・下顎運動についての基本的な単語と運動パターンを理解する。
・下顎運動と咬合面形態との関係を説明する。
学習目標(到達目標)
同一患者の石膏模型の上顎左側7歯(21~27)、下顎右側4歯(44~47)のワックスアップを行う
・機能的な咬合面形態をワックスにより構築できる。
・犬歯誘導をワックスによりコントロールできる。
・臼歯部の咬合誘導をワックスによりコントロールできる。
・効率的なワックスアップテクニックを習得できる。
成績評価方法
【成績評価方法】
①製作課題(100点満点 60%)
②レポート(100点満点 30%)
②受講態度(100点満点 10%)
以上、合計が100点中60点以上を合格とする。
成績評価基準
【評価基準】
①製作課題
機能的な咬合面を含む歯冠形態をワックスにより構築できる
・鼓形空隙の形態について
・隣接面接触点の位置について
・歯冠豊隆度について
・咬頭嵌合位(カスプトゥーリッジ)について
咬合様式(犬歯誘導またはグループファンクションドオクルージョン)を
表現できる
・側方咬合位について
・前方咬合位について
効率的なワックスアップテクニックを習得できる
②レポート
オクルージョンをタイプ別に分類しまとめてある
ワックスアップの術式をまとめてある
自分の作品を客観的に分析している
②受講態度
毎回の態度を評価し平均点を受講態度とする
・自ら積極的に実習に臨む姿勢(質問に対する解答、積極的な質問)はプ
ラス評価をする
・居眠り、携帯電話の使用、課題外の行動、私語はマイナス評価をする
試験・課題のフィードバック
課題
・採点後、コメントを個々に付けて返却します
学修成果 (評価の目安)
秀:①各咬合様式の特徴を説明できる
②生体に適応する咬合様式を付与できる
③自分の力でワックスアップができる
④解剖学的、機能的に形成できる
優:①各咬合様式の特徴を説明できる
②生体に適応する咬合様式を付与できる
③解剖学的、機能的に形成できる
良:①各咬合様式の特徴を説明できる
②ワックスコーンテクニックができる
③機能的咬合面がわかる
可:①各咬合様式の特徴を説明できる
②ワックスコーンテクニックができる
達成度の評価
ディプロマポリシー | 定期試験 | レポート | 課題 | 受講態度 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | |||||
2 | 60 | 10 | 70 | ||
3 | 30 | 30 | |||
4 | |||||
5 | |||||
6 | |||||
合計 | 90 | 10 | 100 |
指定教科書
オリジナル印刷教材
参考図書等
クラウン・ブリッジのファンダメンタル・テクニック(クインテッセンス出版)
機能咬合のリコンストラクション(クインテッセンス出版)
歯科技工別冊Biological Crown Contour(医歯薬出版)
歯科技工別冊ワックスアップ(医歯薬出版)