授業科目概要

ヒトの体の構成と生きていくための働き、子孫を維持するしくみをミクロの視点から学習する。その上で、人を含む生態系、生物の多様性、地球環境との繋がりについて学習する。私たちが直面しているさまざまな環境問題を解決するために、生態系や自然環境の変化の現状を正しく把握し、人間の幸福にどのように影響しているか考える。

学習目標(一般目標)

1.生物の進化や基本的な特質の理解を通して、ヒトの生命活動をより深く理解
 する。
2.生態系と生物多様性の理解に必要な知識を得る。
3.生態系の構成員の1人として生き物に共通する生命現象のしくみ、素晴らし
 さを認識し、生命と自然を大切にする心を養う。
4.人が造り上げてきたシステムと生き物のシステムとの違いを理解し、自然環
 境の保全について自己の学習課題を見つけることができる。

学習目標(到達目標)

1. ヒト特有の成長・発育の仕方について理解できる。
2. 細胞膜の構造を理解し、細胞内の分業体制を説明できる。
3. 酵素の役割と特性をまとめ説明できる。
4. DNA、遺伝子、染色糸および染色体の関連が理解できるよう整理できる。
5. 体細胞分裂と減数分裂について、その違いをまとめ説明できる。
6. 精子が卵子と受精するまでの過程を、場所と時間を追って整理できる。
7. 地球上の熱収支を理解し、地球温暖化との関連を調べてみる。
8. 環境汚染(土壌、河川、海洋など)の実態はどのようになっているのだ
ろうか、私達のライフスタイルとの関連を調べてみる。
9. 生態系と生物多様性について調べる。
10. 医療や環境汚染等を解決する科学技術として、生き物の力を生かす
ということを考えてみる。
11.自然環境の保全について自分は何ができるか考える。

成績評価方法

以下のものによる総合判断とする.
1.講義ごとの小テスト(10%)
2.グループワークでの取り組み(40%)
3.発表内容・態度(40%)
4.授業態度(10%)

成績評価基準

以下のものによる総合判断とする.
1.講義ごとの小テスト(10%)
 プレテスト、ポストテストを実施
2.グループワークでの取り組み(40%)
 積極性、資料収集力で評価する。印刷物やホームページの丸写しは認めない。
3.発表内容・態度(40%)
 発表態度、構成、質疑応答内容で評価。質疑応答についても、ネットなどの情報をすべてを引用するものは認めない。
4.授業態度(10%)
 

試験・課題のフィードバック

小テスト後に解答・解説を行なう

学修成果 (評価の目安)

◎理想的な達成レベル
 ・解剖学・生理学などの専門基礎科目を容易に理解出来る知識
◎標準的な達成レベル
 ・小テストに合格すること

達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
1010
2020
103040
3030
合計108010100

指定教科書

教材としてプリントまたはデジタル教材を配布する。

歯科衛生士教本 解剖学・組織発生学・生理学(医歯薬出版)
歯科衛生士教本 栄養と代謝(医歯薬出版)
歯科衛生士教本 保健生態学(医歯薬出版)

参考図書等

ヒトと自然(東京教学社)

留意事項

事前・事後学習のため出される学習課題については、ノートにまとめ整理し、指定された講義時間に持参する。
レポートについては図書館資料等を活用し、情報収集,整理、考えをまとめる。