授業科目概要
生体の構成成分や栄養素を学び、生命活動の概要を理解すると共に、歯と口の中の現象を生化学的に理解する。
学習目標(一般目標)
口腔の健康を管理する歯科衛生士として、生体構成成分や栄養素を化学物質としてとらえ、生命現象を分子レベルで理解すると共に、口腔組織や唾液、齲蝕についての生化学的基礎知識を習得する。
学習目標(到達目標)
1. 生体を構成している物質と食品に含まれる栄養素を学ぶ。
2. 三大栄養素の生体内・細胞内での代謝を理解する。
3. タンパク質の合成過程を理解する。
4. 硬組織および結合組織の構成成分と化学的性質を学ぶ。
5. 血中カルシウム調節を理解する。
6. 唾液の成分を学ぶ。
7. プラークによるう蝕発生メカニズムを学ぶ。
8. プラークによる歯周疾患発生メカニズムを学ぶ。
成績評価方法
1. 定期試験(選択問題および記述式問題) 80%
2. 課題(練習問題への取り組み) 10%
3. 授業態度 10%
成績評価基準
【定期試験】
選択問題および記述問題 80%
【課題】
7回分の練習問題(取り組んであるかどうかを8回目の授業で確認する) 10%
【授業態度】 10%
総合点で60点を超えていても、定期試験(100点満点)で60点に満たない場合には再試験を課す。
試験・課題のフィードバック
【定期試験】
・試験問題は回収しません。試験問題および(コピー)は、学生への返却を基本としています。
・答案用紙は返却しませんが、模範解答を提示します。
【課題】
・7回分の練習問題に取り組んであるかどうか、8回目授業中に確認します。
・8回目授業で練習問題の正解プリントを配布して解説します。
学修成果 (評価の目安)
◎理想的な達成レベル(秀・優レベル)
1. 国家試験レベルの問題にすべて正しく答えることができる【知識・理解】
2. 配布した練習問題を活用して自主学習ができる【関心・意欲】【態度】
3. 生体内でどのような現象が起きているのかを説明できる【知識・理解】
4. 自ら問題点を見つけ解決しようと努力することができる【関心・意欲】【態度】
◎標準的な達成レベル(良・可レベル)
1. 生体内でどのような現象が起きているのかを理解している【知識・理解】
2. 練習問題に正しく答えることができる【知識・理解】
3. 教科書の内容を理解できる【知識・理解】
4. 用語の説明ができる【知識・理解】
達成度の評価
ディプロマポリシー | 定期試験 | レポート | 課題 | 受講態度 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | |||||
2 | |||||
3 | 80 | 80 | |||
4 | |||||
5 | 10 | 10 | 20 | ||
6 | |||||
合計 | 80 | 10 | 10 | 100 |
指定教科書
歯科衛生学シリーズ 人体の構造と機能2 栄養と代謝 (医歯薬出版)
参考図書等
スタンダード生化学・口腔生化学 第4版 (学建書院)
留意事項
1. 教科書の図表を基にパワーポイントを使用して講義を行います。教科書を忘れずに持参して下さい。
2. 講義毎に練習問題を配ります。8回目の授業中に取り組んでいたかどうかを確認します。7回分の練習問題プリントを忘れずに持参してください。
3. 練習問題は国家試験レベルです。解答は最後の講義で配布して解説します。 国家試験に出ます。他の科目の基礎となる部分も含みます。
4. スマートフォン等による黒板等の撮影は禁止します。
【昨年の授業評価アンケート結果から】
・講義のスピードが速い、スライドが早いなどのコメントがありました。
わからないことがあったらそのままにしないで、講義中に必ず質問をして下さい。
・プリントがほしいという意見がありましたが、敢えて配付しません。教科書がベースですので、教科書をしっかり読んでいきましょう。