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授業科目概要

障害者および高齢者の老化や障害・全身疾患の現状を把握し、それぞれの歯科的特徴,有病者の歯科治療における歯科衛生士の役割とその実際面について学習する。
本講義は、本校附属歯科診療所における歯科治療の実務経験(宮﨑、田中)に基づいて行う。


学習目標(一般目標)

全身の疾病および加齢による変化を理解し、障害者・高齢者における経口摂取の重要性ならびに身体的、心理的特徴と歯科診療上の留意点について理解する。


学習目標(到達目標)

【高齢者歯科学分野】
1.加齢に伴う筋力と骨の変化がわかる。
2.高齢者の精神・心理学的背景がわかる。

【障害者歯科分野 】
1.障害の概念について理解する。
2.障害の種類と歯科治療における対応について理解する。
3. スペシャルニーズのある患者の行動調要法について理解する。

【全身疾患と歯科治療】
1.加齢に伴う全身の老化現象や障害について理解する。
2.高齢者に多い全身疾患の症状や治療法について理解する。
3.国が指定する難病および介護保険法で定める特定疾病がわかる。
4.有病者・妊婦の歯科治療時の留意点を理解し、対応の仕方がわかる。


成績評価方法

 定期試験100%で行う。


成績評価基準

定期試験は国家試験に準じた4択問題(90%)と穴埋め記述問題(10%)を出題する。
配点の分布は高齢者歯科学分野10点,障害者歯科分野40点,全身疾患と歯科治療50点とする。

【高齢者歯科学分野】
 穴埋め問題、正誤問題、筆記問題
 筆記問題は、重要なキーワードの数、使用方法、読みやすさを評価する。
【障害者歯科分野】
 国家試験に準じた選択問題
【全身疾患と歯科治療】
 国家試験に準じた選択問題

合計で60点に満たない場合には再試験を行う。


試験・課題のフィードバック

【高齢者歯科】
問題用紙は持ち帰り可能。後日解答をMoodleにアップする。

【障害者歯科】
問題用紙は持ち帰り可能。後日解答をMoodleにアップする。

【全身疾患と歯科治療】
問題用紙は持ち帰り可能。後日解答をMoodleにアップする。


学修成果 (評価の目安)

【障害者歯科分野】
◎理想的な達成レベル
1.障害の概念について理解する(知識・理解)
◎標準的な達成レベル
2.障害の種類と歯科治療における対応について理解する(知識・理解)
3. スペシャルニーズのある患者の行動調要法について理解する(知識・理解)

【高齢者歯科学分野】
1.生物学的ならびに病的加齢変化を理解する(知識・理解)
2.高齢者の精神・心理学的背景がわかる(知識・理解)


達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
100100
合計100100


指定教科書

最新歯科衛生士教本 障害者歯科(医歯薬出版)
最新歯科衛生士教本 高齢者歯科第2版(医歯薬出版)
歯科衛生士のための全身疾患ハンドブック(医歯薬出版)
必要に応じプリント配布


参考図書等

歯科衛生士のための高齢者歯科学(永末書店)
高齢者歯科ガイドブック(医歯薬出版)
スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科(医歯薬出版)


留意事項

国家試験科目である

【高齢者歯科の指定教科書】
Ⅰ編 高齢者をとりまく社会と環境
1章 高齢社会と健康(P.6-9)
2章 高齢者にかかわる法制度(P.14-17)
に関係する内容は、1年次授業科目の「公衆衛生学」で学ぶ

Ⅲ編 高齢者の状態の把握
1章 高齢者の生活機能の評価(P.74-76)
に関係する内容は、2年次授業科目の「歯科口腔介護学」で学ぶ

2章 高齢者歯科と臨床検査(P.86-96)
に関係する内容は、2年次授業科目の「臨床検査法」で学ぶ

Ⅳ編 口腔ケア
1章 高齢者に対する口腔のケア(P.110-118)
3章 要介護高齢者への口腔のケア(P.133-149)
に関係する内容は、2年次授業科目の「歯科口腔介護学」で学ぶ

Ⅴ編 摂食・嚥下リハビリテーションについては、2年次授業科目の「歯科口腔介護学」3年次「摂食・嚥下障害学」で学ぶ

Ⅶ編 高齢者歯科における歯科衛生過程については、2年次授業科目の「歯科口腔介護学」で学ぶ

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