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授業科目概要

臨床や介護の現場において、加齢や疾病にともない摂食嚥下機能に障害をきたした患者(入居者)が多くみられる。このような状況を踏まえて、歯科衛生士として臨地・臨床の場で必要な摂食嚥下障害の知識を修得させる。

本講義・実習は、附属歯科診療所における摂食嚥下リハビリテーションの実務経験に基づき行う.(江川)


学習目標(一般目標)

摂食嚥下機能のメカニズムを理解し、摂食嚥下機能に障害をきたした患者(入居者)に対して、リハビリテーションの実践ができるようになるための基礎知識・技術を修得する。


学習目標(到達目標)

1.摂食嚥下障害および摂食嚥下リハビリテーションの定義について説明できる。
2.摂食嚥下機能のメカニズムについて説明できる。
3.発達期・成人・高齢期における摂食嚥下機能について説明できる。
4.対象者別の摂食嚥下障害について説明できる。
5.摂食嚥下機能の観察・評価法について説明できる。
6.摂食嚥下障害の訓練法(間接訓練・直接訓練)について説明できる。
7.摂食嚥下障害者への対応とリスク管理の説明ができる。
8.摂食嚥下障害者の栄養指導案作成ができる。
9.栄養サポートチーム(NST)について説明できる。


成績評価方法

①定期試験:80%
  江川担当部分 30%
  渡邉担当部分 50%
 
②課題レポート 20%
 

成績評価基準

①定期試験 80点
 臨地・臨床実習に必要な基礎的な知識について、講義内容の範囲より、選択問題、筆記問題を出題する。
 講義中に示したキーワードに基づく模範解答を基準に採点する。
 なお、筆記問題は重要なキーワード・使用方法・読みやすさ・独自の考え方などについて評価する。 

②課題レポート 20点
テーマに沿った内容を簡潔にまとめる。

以下、総合的に評価し、60点に満たない場合は再試験を行う。


試験・課題のフィードバック

<試験>
・試験問題と解答用紙が一体化のため、試験終了時に回収する。
 採点後、閲覧可。必要に応じ、模範解答の解説または掲示を行う。
<課題>
・レポート提出の場合は、添削後に返却する。


学修成果 (評価の目安)

◎標準的な達成レベル
 ①摂食嚥下のメカニズムが分かる。【知識・理解】
 ②摂食嚥下リハビリテーションが分かる。【知識・理解】
◎理想的な達成レベル
 ①摂食嚥下機能と障害が分かる。【知識・理解】
 ②摂食嚥下機能に障害をきたした患者(入居者)に対し、リハビリテーションができる。【技能】


達成度の評価

ディプロマポリシー定期試験レポート課題受講態度合計
55
55
6060
2020
55
55
合計8020100


指定教科書

歯科衛生士のための摂食嚥下リハビリテーション第2版(医歯薬出版)


参考図書等

動画でわかる摂食・嚥下リハビリテーション(中山書店)
摂食・嚥下障害の評価法と食事指導(医歯薬出版)
よくわかる摂食・嚥下のメカニズム2版(医歯薬出版)


留意事項

・国家試験科目
・講義形式:パソコン、ビデオ等も使用する。

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